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機動戦士ガンダム
ジオン公国軍　汎用モビルスーツ　ＭＳ−０６Ｆ／Ｊ［ザクII］
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マニュアル写真　 １　　 ２　　 ３　　 ４　　 ５　　 ６　　 ７　　
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ＭＳ−０６ザクIIは，００７８年１月から量産が始まった。最も初期の機体であるＡ型は，ショルダーアーマーのスパイクが採用されておらず，生産はかなり早い段階でＣ型に移行している。そして，反応炉の性能向上と動力伝達パイプの歩留まりが安定したことにより，［ザク］の生産の主流は，実質的な標準機であるＦ型に移行した。この次期以降，多少のパーツ更新などをのぞいて，公国軍のＭＳ生産施設は，ほぼ全てがＦ型の生産に振り向けられている。また，量産体制の拡充によって戦略の選択肢が拡大し，地球侵攻を想定した機体の生産も決定したのである。 Ｆ型に求められていた汎用性は，無重力空間での標準的な機動性とコロニー内での標準的な運動性。そして，地上での標準的な可動と走破性である。 そのため，すべての環境において一長一短であり，いずれかの機能が別の機能を阻害しているという側面も否定できなかった。つまり，逆に言えば，運用条件を限定することで，能力向上を行うのはさほど難しいことではなかったのだ。 開発当初から局地戦用ＭＳの開発ノウハウが盛り込まれていたＭＳ−０６は，量産ラインに多少手を加えることでいくつかのバリエーションを産み出すことが可能だった。また，技術発展を見越した形で，主動力炉の換装が容易なように動力伝達系が独立して設計されていたからこそ，Ｃ型からＦ型への移行がスムーズに行えたのである。 （マニュアルより抜粋）



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